転職成功者インタビュー

東杜シーテック株式会社
白石拓真さん(仮名・管理部門マネージャー) 44歳

人事・総務・経理としてアイデアを発揮したい。そんな希望を叶える環境が見つかった。

経理部門でキャリアを重ね、マネージャーとして人事・総務まで含めた管理部門を幅広く担当していた白石さん。「会社の基盤を支える部門で、今後の発展を支える環境整備を行いたい」そんな思いからさまざまな提案を行うものの、なかなか意見が通らなかったという。

「チャレンジを認めてくれる環境でアイデアを発揮しながら仕事したい」と考えるようになった白石さんは、転職を決意。そんな彼の心情に寄り添ってくれた転職コンサルタントが紹介してくれたのは、さらなる成長のため基盤整備に力を入れていた東杜シーテックだった。

現在は同社の管理部門マネージャーとして活躍する白石さんに、転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2025年10月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
3回
活動期間
エントリーから内定まで70日間

転職前

業種
プラスチック製品メーカー
職種
経理・財務担当(課長)
業務内容
経理・財務全般(売掛・買掛管理、決算、資金繰り、業績管理)およびチームマネジメント、業務効率化の推進

転職後

業種
ソフトウェア開発
職種
管理部門マネージャー
業務内容
経理・人事・総務の統括として、決算・業績報告、制度整備、職場環境改善など管理部門全般を担当

心情を汲み取ってくれるコンサルタントが力を貸してくれた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

東杜シーテックはさまざまなソフトウェア開発を通して、顧客や地域社会に革新的なソリューションを提供する会社です。私はその中で、人事・総務・経理などバックオフィス部門のマネージャーを担当しています。

経理領域では、月次の決算処理や経営・幹部層への業績報告といった業務があります。もともと経理畑なので、前職の経験を活かしながら会計ソフトの刷新や、伝票処理、税務関連業務の電子化なども進めています。

総務領域では、従業員が快適に働くための環境整備や福利厚生の一環であるイベント企画・実施にも関わり、スポーツ大会や秋の芋煮会を企画しました。

一番大変なのは人事領域ですね。人事評価制度の整備や運用、研修計画の構築などを行っているのですが、これらの制度に完成形というものはなく、運用しながら不具合を常にカスタマイズしていかないといけません。

どう改善していくか悩む時もありますが、思い切って新たなチャレンジをさせてもらっています。

入社前のご経歴を教えてください。

前職は製造業で、経理・人事・総務などに携わっていました。経理として入社し、7~8年ほど経った頃に課長に昇進。同じタイミングで人事総務課長が定年退職したため、私は人事総務も含めて見ることになりました。

部門を預かる立場になったのだから、環境整備に取り組もうと考えました。採用活動についてはハローワークしか使っていなかったので他の告知媒体の活用も提案しましたが、費用面などがネックでなかなか実行できません。預かった部門をどのように良い方向に持っていくべきか、いろいろ悩みました。

転職のきっかけは?

人事・総務・経理の全体を任されると、会社の抱える課題なども多面的に見えてきます。課題を克服するためにはチャレンジが必要な場合もありますが、コストなどさまざまな理由から実行できないことも増えてきました。

それらが重なるうちに、「もっと自分の意見やアイデアを活かせる場所で働いてみたい」という気持ちが強くなっていきました。

そこで、私のチャレンジを前向きに受け入れてくれる会社を探そうと思い立ちました。

転職活動はどのように進めましたか?

まず、知名度のある転職サイトに登録しました。すると複数の転職支援会社からメッセージが届きました。5社くらいとコンタクトをとったのですが、うち3社とは早々に連絡するのをやめました。

というのも、私の転職に対する心情を汲み取る姿勢が感じられなかったからです。

転職希望者は誰でもそうだと思いますが、初めての経験なので不安を抱えています。「本当に転職先が見つかるのか」「転職という選択が正しいのか」と揺れ動くことも多々あります。

そうした不安に寄り添ってくれず、「なぜ辞めたのか」厳しい面接官のように問い詰めるばかり。私の職務経歴に対するリスペクトもなく、機械的に処理する印象で、サポートをお願いしたいと思えませんでした。

そんな中、しっかりと話に耳を傾けて私の気持ちに配慮してくれたのが、リージョナルキャリア宮城のコンサルタントです。心情に共感してくれた上で、「こういう会社はどうか」と勧めてくれるので、安心して頼れました。

職務経歴書も自分なりにこだわって作成したのですが、コンサルタントが適切に評価し、さらにブラッシュアップするためのアドバイスもくれたので、自信を持って転職活動を進められました。

今の会社に決めたポイントは?

面接では社長と役員に会って、いろいろな話をしました。東杜シーテックは成長途上にあり、人事や研修の制度が不十分なので整備に力を貸してほしいこと。会社が大きくなるためにも基盤の制度を構築しておく必要があり、一緒に考え進めてほしいこと。

これらの話を聞き、私のキャリアに対する期待の大きさを感じました。話をする中で、自由に幅広いチャレンジができると確信し、ここで頑張ろうと入社を決めました。

会社の発展に貢献している手応えがある。

転職していかがですか?

自分の考えを活かしたチャレンジができていると感じます。例えば「就業規則のこの部分を改善したい」と思えば、それをすぐに提案できます。

月に1回の管理職会議で人事や総務に関して意見をあげることもありますし、内容によっては社長に直接提案もできます。

もちろんすべて通るとは限りませんが、意見や提案を受け入れられやすい雰囲気があるので、積極的に声を上げやすい環境だと感じています。

転職して良かったと思うことは?

さまざまな提案は私自身の思いつきの場合もありますし、部門メンバーのアイデアもあります。

一つひとつは決して大きなものではないのですが、着実に積み重ねることで会社の発展に役立つのは間違いありません。会社を動かす手応えが味わえることに、やりがいを感じます。

困っていることや課題はありますか?

会社としてさらなる成長を目指すために、チーム全体のスキルアップが欠かせないと感じています。

特に人事・総務・経理といった管理部門は業務の幅が広く、専門性が求められる場面も多いため、メンバー全員がそれぞれ得意分野を持ち、「この分野なら任せてください」と胸を張って言えるプロフェッショナルになってほしいと願っています。

そのために大切なのは、日々の業務の中で新しい知識やスキルを自ら吸収しようとする姿勢です。私自身も学び続ける姿勢を持ち、挑戦し続けることで、チーム内に自然とその想いが伝わるように努めています。

生活面での変化はありましたか?

フレックスタイム制のおかげで、特に朝の時間にゆとりが生まれました。8時から仕事を始めるのと、10時から仕事を始めるのではだいぶ違います。

ゆとりを持てる分、仕事に集中できるため、効率的に業務を進められるようになったと感じます。退勤後の時間も有効に活用でき、生活が充実しました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職時、迷いを覚えることは多いと思います。私も思い通りに活動が進まず、もやもやした想いを抱えていた期間がありました。

そんな時は一人で抱え込まず、誰かに話をした方が良いですね。家族でも友人でもいいですが、可能であれば頼りになるコンサルタントを見つけて相談するのが一番です。

転職のプロならではの視点や情報をベースとした、有益なアドバイスをくれるでしょう。転職志望者の心情にも寄り添ってくれるため、安心して次の一歩を踏み出せるはずです。

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